直島

前から行きたい行きたいと思っていた直島にいってきたよ。今回の行程は、

神戸(0時45分)→フェリー→高松(8時10分)→フェリー→直島宮之浦港(9時くらい)→滞在→直島宮之浦港(17時40分くらい)→宇野港(18時くらい)→岡山→新幹線→大阪

特急コース。でも朝ついたから、けっこうゆっくりできたけど。みれたのは、家プロジェクトのうち南寺と歯医者以外、ベネッセ、地中美術館、屋外作品を少しという感じ。屋外作品全部*1と、あとベネッセのホテルの中のがみたかったら、泊まりになるかなあ(ベネッセハウスにな…)。*2
 直島での移動手段は最初レンタサイクルで本村まで行ったけど、雨が降ってきたので、そこからはバス。でもこれが正解で、ベネッセハウスとか、地中美術館は、山というか崖の上の方だったので、きっと自転車だと辛すぎたと思う…!次回からは最初からバスで行きたい。バスは30分に1本くらいはあるので、時間を合わせるのはそんなに大変でもなかった。
 でもでも地中美術館は、入場制限がされていて、12時半くらいに行ったら、14時の整理券だったよー。歩いていける範囲に、あんまり展示がなくて(屋外展示が一つあるけど)、ぼんやりと時間をつぶすはめになるから、地中美術館は最初に行って、さっさと見ちゃうのがいいのかも。
 わたしがけっこう面白く見たのは本村の「家プロジェクト」で、古い家屋を有名建築家が改修して、中にアートをいれるっていうやつ。杉本博司護王神社が面白かったー。森美術館の回顧展の時に、それの二分の一(かな?)サイズのがあって、みてはいたんだけど、そのときはあんまりピンとはきていなかったの。でも今回、地中に実際入ってみて体験したらすごかった!神々しかった。
あと地中美術館のタレル(他にも直島にタレルはあるんだけど、見れなかった)の感覚を失う感じがすごい良かった!新潟の光の館にも行ってみたい。
ベネッセもいい作品が沢山あったよ!須田悦弘が好き…(国立国際にもあるけど)。でもなんかこれまで直島に行った人たちから、「直島最高だよ!」みたいなことを聞いていて、自分の中で「夢のアートの島」みたいに膨らみすぎていたので、期待程ではなかったかもしれない。まあそれは自分が悪い。あとやっぱり直島を堪能したかったら、ベネッセハウスに泊まるべきなんだろう。泊まらないとみれないのもあるし、夜の美術館とか、夜のタレルをみれたりするのもベネッセに泊まる人だけだし、道すらベネッセに泊まる人用のがあったもん。次に行くとしたら、直島スタンダードとかのときにいきたいなー。

あと思うこと少し
直島よかったけど、自分の中で「すごい、最高」ていう風にはあんまり思えなくて、それってベネッセという企業が直島でやりたいことと、自分がアートのようなものに求めるものにずれがあるからだと思う。ベネッセは、教育産業ていうこともあって、けっこう啓蒙的なところがあって、少し鼻についた。あとアート的なライフスタイルの提案みたいなところがみえて。雰囲気がかなり重視されていたし。実際「アートが好きなわたしが好き」な感じの人もけっこういた。別にそれはまあ企業だし、お金もある程度は儲けないといけないし、悪くないと思うんだけど、求めるものとは違うからなあ。
あと美術館にも今ひとつピンとこなかったところがあって。多分、「いい作品だからいいでしょ」感があったから。作品自体はすごくいいもの*3だったし、あんな作品がいつでも見られるなんて凄いことだと思う。けど、今自分が美術館に行って面白いと思うことの一つに、学芸員さんのものの見方、研究の方向性のようなものがみえるということがあって。で、直島にはそれがなかったから今ひとつ感が残ってしまったのかもしれない。まあでも「いい建築」「いい作品」だからこそ、そんな風に思うんだろうけど(逆にしょうもない作品だったら何にも思わなかったと思う)。
 あ、でもいいと思うんだよ。直島。上にも書いたけど、多分期待しすぎたんだー。

*1:でも車でいけばいけるかも。

*2:ベネッセハウス、すごーく高いっていうイメージがあったけど、今調べたら、パークとかのツインだと一人16000円くらい。

*3:作家の名前は有名だけど、この作家だったらもっといいのがあるんじゃない?ていうコレクションてあるけど、直島の場合は「有名作家の良い作品」だったよ!