夏にみたあれこれ

せっかく関東にいるのに、東京にはいけておらず、近場でみれるものを幾つか。
宇都宮市立美術館「白樺派が愛した美術」
これ、京都でもやってたやつなんだけど、行きのがしたので、宇都宮で。白樺派、あんまり知らないんだけど、その時代には興味があるので、大変勉強になりました。
作風とかに一貫性があるわけではなくて、当時の「新しい」外国の思想や、絵画、挿絵等に目を向けて紹介したり、分野を跨いだ活動というのは、あの時代(1910年〜1930年代)に比較的多くみられると思うんだけど、当時、印刷技術が進歩してきていて、写真や挿絵を入れやすくなってきたことが大きかったのかなーとか思いました。あと今では大御所(というか、教科書に出てくるような人たちが)友達同士で、似顔絵を描きあったりしているのがかわいらしい。


郡山市立美術館「ゆらめく日常 アートの交差点」
26歳から37歳までの若手作家四人の展覧会。絵画(青山ひろゆき)、彫刻(北村奈津子)、インスタレーション(タムラサトル)、メディアアート(野口久美子)と4人違うので各部屋見飽きない。一番好きだったのが、彫刻の北村奈津子さん。かわいいんだけど、キャラ化してなくて、あと毒もあるんだけど、風刺的な嫌みはなく、そのバランスが好みだったー。日常と創作が地続きであるというようなことがキャプションに書いてあったんだけど、作品も彼女の生活の視点、普通なんだけど、普通の積み重なりの上に現れる違和、から作られているのかなーとか思いました。
こういう展覧会って当たり外れが大きい気がするんだけど、この展覧会はかなり良かったです。


今からみたいのは、
栃木県立美術館「中国現代美術との出会い」
東京都現代美術館メアリー・ブレア展」
森美術館アイ・ウェイウェイ展 何に因って?」
新美術館「光 松本陽子/野口里佳
東京都庭園美術館「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」

みれるかなー。
ほんとは越後妻有トリエンナーレ発電所美術館の塩田千春もいきたいけど、多分ムリー。